2008-04-11

スヴェンボーセミナー2008 inデンマーク大使館

Dscf0504みなさま、ご無沙汰しておりました。持続可能な未来プロジェクト、地域再生コンサルタント、水津陽子です。

久々に、デンマーク・スヴェンボーの情報をお届けします。

詳しいリポートは、
水津陽子のデンマーク・スヴェンボー・リポート
「スヴェンボーに学べ、自治体のグローバル戦略」へ
  

  

Dscf0508昨秋、スヴェンボー市の先進的な地域経営や福祉や教育モデルのご紹介をさせて頂きましたが、

今週、4月9日、代官山のデンマーク大使館において、スヴェンボー市に興味を持って頂いている企業や行政機関の担当者のみなさんを集めて、スヴェンボーセミナーが開催されました。

スヴェンボー市からは、この日のため、ホーネマン市長と観光担当のM.フィッシャーが来日しました。
 

Dscf0514

この日はホーネマン市長が直接、スヴェンボー市に関するプレゼンテーション・スピーチを行われました。(写真は右が市長、左が通訳されたデンマーク大使館のリンドバーグ参事官)

まず、スヴェンボーに行ったことがない皆さんに、スヴェンボーとはどんなところで、人々がどんなふうにくらしているのか、続けて、最近注目されているロボット技術や最近、同市が認証を受けたチッタスロー(スローシティ)や新たな街の開発などの紹介が行われました。 
 
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ビュッフェ・ランチでは。交流も盛んにおこなわれました。今後、これをきっかけに、スヴェンボーに興味を持つ方々とのネットワーキングも積極的に進めていきましょうと、デンマーク大使からもメッセージが送られました。

参加者は、水産会社さんや自動車メーカーさん、教育関係の団体の担当者さん、病院、旅行業の方々など、多彩。

Dscf0521今後、同市の先進的な地域経営や福祉、シティプランニング、スローシティ認証「チッタスロー」などに関して、業務視察を検討されている方には、今後とも、私どもがパイプ役になって、情報提供させて頂こうと思います。

この日、ホーネマン市長からは、スヴェンボー大使なんて紹介されたりして、とっても光栄だったのですが、水津としては、今後、スヴェンボーの「バリューベース経営」のご紹介を講演セミナー、コンサルティングで提供させて頂く予定です。 >>詳しくはこちら 

  

 

Suizuar5 リポート 地域再生コンサルタント 水津陽子

地域再生リポートはこちら 
兵庫県中小企業家同友会「北欧に学ぶ、中小企業の知的生産性革命」ほか。

ロハスビジネス.JP 
バリューベース経営ほか、共生社会の実現に向けた情報満載。ネットワークも進めています。

2008-02-10

日経グローカル「グローバル・リポート」2007.11.19 デンマークで〝道州制〟導入 市の権限強化で何が変わったか?

Glc200_2昨年11月、日経グローカル( 2007.11.19 NO.88)「グローバル・リポート」に執筆させて頂きました『市の権限強化で何が変わったのか 道州制導入のデンマークに見る」の記事を再編し、ご紹介します。

文責:地域再生コンサルタント 水津陽子

※無断複写転載転用禁止 

 

 

●デンマークで〝道州制〟導入 市の権限強化で何が変わったか?

2007年1月、デンマークは地方自治制度を転換した。県を廃して、道州のような新たな広域圏へ再編するとともに、基礎自治体の数を3分の1近くに削減する大がかりな「地方自治の構造改革」を断行した。そのデンマークで、注目を集めているのが、人口5万8千人の地方都市でありながら、新たな自治体経営の手法を取り入れ、地域経営や産業振興で成果を上げているスヴェンボー市だ。

Svendborg   

参考資料
「デンマークの地方自治構造改革」「地方政治構造改革その要約-デンマーク内務保健省」(財団法人自治体国際化協会編訳
)、「HYGGE vol.8 共生社会を目指すスカンジナビア」(スカンジナビア政府観光局)

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2008-01-13

デンマークの男性と女性の関係

Martin_2 「家事に費やす時間の男女差が最も大きいのはチリで、女性が約28時間多く費やしている。 一方、差が最も少なかったのはデンマークで、女性が家事に費やす時間は、男性よりわずか6時間多いだけである。」

インターネットで見つけたニュースです。ノルウェイの大学の報告によれば、家事労働の男女差が一番少ないのはデンマークだということです。

この報告とデンマークが幸せな国であるということを関連付けるのは学術的でなく、無謀かもしれません。明確な関連があると主張できませんが、この報告はデンマーク社会を理解するのに非常に役立つと思います。

僕は個人的には「関連はある」と思っています。パートナーが家事でお互いを助け合えば、パートナー双方にとって暮らしやすくなるからです。

もし日本のみなさんがより幸せになるための方法や考えを求めているのであれば、女性と男性がもっと家事労働を分かち合うことから始めてもいいのではないでしょうか。これはなにもぼくが傲慢に文化優越者気取りで言っているのでは、決してありません。

デンマークでは雑誌などでよく、性はいろいろな面で平等になりすぎていると書かれています。多くは女性の視点からのもので、台所仕事を厭わず、女性の考えに何でも同調するような軟弱すぎる男性に関心を失った女性たちの視点からのものです。

教育に関してもデンマークの男性と女性は非常に平等になっています。第二次世界大戦前には高等教育を受ける女性はほとんどいませんでした。1950年代から女性は本格的に高等教育を受けるようになり、現在は大学に通っている女性の数は男性より多いのが実情です。

デンマークの学校/学習環境は、外で体を動かすことを好む男子と比べ、静かに集中する女子により適しているといわれています。この事実やその他様々な理由により、現在デンマークでは、高等教育に進む女性の数は男性を越え始めています。

このことが家庭での力関係がシフトした理由だという人もいます。男性はもはや女性より知性が優れている存在ではなくなったのです。この“新しい”社会現象(男性と女性の知性は同等である)は、デンマークの女性が男性に魅力を感じにくくなっている理由だと言われることもありますが、一方で、家庭ではパートナーの双方にとっての生活の質を高めているという事実も報告されています。

しかしこうやって徐々に高まってきた女性の教育レベルが、大学や一般企業内での上部組織にそのまま反映されているわけではありません。ここでは依然として、男性の数が女性を圧倒しています。

そして忘れてはいけないのは、デンマークの離婚率が約50%と世界でも最も高い部類に属していてるということです。これは見方によっては悪いことのようですが、男性も女性も幸せでない状況には留まらないということです。幸せでないならば、離婚して、別のパートナーとの幸せを探します。新しいパートナーの前には、前パートナーとは平均7年ほど生活しており、デンマーク人は“連続していく一夫一婦制(serial monogamy)をとっていると言われます。
                                                                                                                        (訳・文 キュベル
 

2007-12-11

高い生産性、競争力の背景にある「組織力と個人力」

Dscf02132_2日本ワーク・ライフ・バランス研究会 
第四回勉強会

「デンマーク報告~組織力、個人力」

日時:2007年12月6日(木)18:30~20:45
場所:女性と仕事の未来館 第二セミナー室
講師:水津陽子 
プロフィール
主催:日本ワークライフバランス研究会 
概要:
勉強会レジュメ

 
日本とデンマークの比較
単純に、GDPで比較すれば、デンマークの国民総生産額は日本には遠く及びません。しかし、それを国民一人当たりの生産性指標として見れば、その差は歴然です。その他、私たちの国の生産性の低さがいかなるものかは以下のランキングを見れば明らかです。

                  デンマーク           日本
一人当たりGDP(IMF06)    4.8万USドル(6位)     3.5万USドル(17位)
年間労働時間(OECD02)    1.578時間                        1.842時間
国民の幸福度(NEF06)           1位                 90位
ジニ係数(OECD00)       1位                16位
国際競争力(IMD06)       5位                17位

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2007-12-04

イタリアの誇り 偉大なる田舎

Dscf01982_3

1115日~20日まで新宿のリビングデザインセンターOZONEでスロー展(Slow city/life/food)が開催され、イベントにはイタリアで最も美しい町つくりを行っているメンバーの方々10数名が来日しました。その企画実施を行った日伊交流協会NiXiTAの事務局長の長谷川恵美さんにお話を伺いました。

● スロー展に参加された目的はなんですか?

まず私達の団体「日伊交流協会(NiXiTA)」ですが、ペルージャ外国人大学の日本人スタッフ(イタリア在住)が中心となっているもので、イタリアで経験する元気な中小都市を日本に紹介したいというのがきっかけです。今回中心としてご紹介したのが「イタリアで最も美しい村連盟」BBII Borghi piu belli d’Italia)です。この連盟はイタリア自治体協会の観光政策評議会で、遺産財産の擁護・再評価といった保存活動を目的に創設され、美しい観光資源を生かした町村の活性化を呼びかけています。今回のスロー展では、地域の自然、歴史、文化の特性を生かした元気なBBIの村の展示を行い、シンポジウムにも参加しました。

● BBII Borghi piu belli d’Italia)とはなんですか?

この活動「BBI」は、20013月、イタリア自治体協会の観光政策評議会で、遺産財産の擁護・再評価といった保存活動を目的に創設され、美しい観光資源を生かしたさまざまなフェスティバルや環境会議を通して町村の活性化を呼びかけてます。観光だけをやっていこうというのでなく、地域の人々がそこで元気に生きていくことが第一で、それからツーリズムに反映していくという考えを持っています。

 http://www.borghitalia.it/index.php

現在BBIのメンバー市町村は158で、人口15,000人以下の小さな村を対象にしています。メンバーになるには調査員による審査を受けなければならず、一度審査を通っても、抜き打ちテストで評価に達しなければ、メンバーを外されてしまって、再チャレンジが必要になります。その分信用も高く、申請が殺到しています。

BBIの参加特典は、厳しい審査による信用はもとより、共同の広告・広報・販促活動に参加できること。これにより観光客が増え、村が活性化し、一度村を出て行った人がまた戻ってきたというところもあるそうです。

● 「偉大なる田舎」とはどのような意味ですか?

イタリアの田舎に住んでいる人はときにお門違い?と思うくらい、自分たちの町に自信を持っています。日本の私達からみると何もないじゃないと思えることでも、自分のところにはこんなものがある、あんなものがあると自慢します。逆に日本は田舎であることを卑下するように思えます。田舎には素晴らしいものがあるというメッセージを伝えたくて、今回のネーミングを「偉大なる田舎」にしました。

今回参加したウンブリア州観光局代表のチミッキ氏に、「日本ではなかなかそのように思えないのだが、どうすればいいのだろうか」という問いをしてみると、「日本の人は日本人でいてください。何をするというのではなく、自分たちが何を持っているのか、何者なのかを知るのが最初じゃないでしょうか」ということでした。

イタリアの小さな町が元気なのは、最先端の技術を使っているからでなく、町の人たちが意識を持っているからだと思います。町を愛し、町に来る人たちに感謝している。町全体で自分たちの愛する町をどうかしていこうという意識が強いからだと思います。例えばベヴァーニャという職人の町があります。毎年6月にはお祭りがあり中世の紙漉きなど職人工芸を紹介しますが、職人は3年でやることを変えなければならない。それは観光客に新しいものを見せるようにという意味もありますが、新しい分野を勉強し、その町の魅力を一層つくっていくためです。これを職人の人たちが納得してやっている。日本人としてはそこまで頭を柔らかくして考えにくいのですが、町の人たちが自分たちの町を活性化するにはどうしたらいいか、上から押し付けられているのではなく、自分たちで自覚して自分たちでやっていこうというところすごいと思います。

● 今後の活動について教えてください

NiXiTAはまだできたばかりの団体ですが、これからも日本とイタリアのかけはしとなるような活動をしていきたいと思います。今年はBBIの連盟の紹介に終わりましたが、来年はもっとイタリアの良さを伝えられるよう、それぞれの村の活動や取り組み事例の紹介したいと思います。今回イベントで日本の団体「日本で最も美しい村連盟」とコンタクトが得られたので、今後情報交換などの活動をしていきたいと思っています。

 http://utsukushii-mura.jp/

語学を通してイタリアとの交流を深めるほかに、知識や経験を持った人たちがお互いに学びあい発信できる場作りをしていきたいと思っています。

(文・キュベル

2007-11-14

生産性と競争力の背景にある個人力、組織力

Img_04333_3デンマークの生産性と競争力の背景にある個人力、組織力

地域再生コンサルタント 水津陽子 

 

 

 

●変革の時代に、強い組織とは

地域や企業の合併や統合が盛んに行われています。また、職場では、正社員、契約社員、派遣労働者、パート、アルバイトなど、様々な立場の人が、入り混じって働くようになっています。そんな中で、組織が高い競争力を保つには、組織の生産性を如何に高めていくかが、課題となります。

強い組織の条件として、最近、よく挙げられるものに「ダイバシティ(多様性)」があります。安定した時代には、同質の人が集まった組織、調和し、まとまった組織が好まれました。出る杭は、打たれたものです。

変革の時代になって、多様性が強い組織の条件といわれるようになりました。しかし、日本では、多くの組織は、それに対し、有効な対応できずにいるようにみえます。

その原因の一つは、個性がぶつかり合うという、エキサイティングな体験とカルチャーに慣れない日本の「同質文化」の国民性があります。しかし、最大の課題は、「統率された組織」をつくるビジョン・戦略と、それを実現する合理的なプロセスについてのノウハウを持たないことではないでしょうか。それを今年、デンマークに行き、強く感じました。

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2007-11-06

Reason to be happy

Dscf0177_2

Comments from Martin Fischer

(日本語訳は文末にあります)

There can be various reasons to why Danish people seem to be relatively more happy than some other countries.

When I asked my friends about what makes them happy then I get many different answers. My father who is retired (aged 67) said that he is happy because he can allow himself to get up slowly in the morning compared to when he was actively working.

(日本語訳)
●「幸福の理由」            マーチン・フィッシャー

他の国に比べてデンマークが比較的幸福と思われる理由にはいくつかあります。

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2007-10-23

日本ワークライフバランス研究会「組織力・個人力」

日本ワークライフバランス研究会 第4回勉強会(講演&ディスカッション)
ワーク・ライフ・バランスを実現し、生産性、競争力もアップする
世界一幸福な国デンマークの組織力と個人力

〈日時〉2007年12月6日(木)18:30~21:00
〈場所〉女性と仕事の未来館 第二セミナー室
〈講師〉持続可能な未来プロジェクト 地域再生コンサルタント 
水津陽子
〈参加費〉3,000円
〈主催〉
日本ワークライフバランス研究会 
〈申込〉https://gt105.secure.ne.jp/~gt105083/wlb2007.htm


●テーマ1 高い競争力の背景にある組織力とは

 
【デンマークからの報告】 
 厳しい競争の中、地域や企業の合併や統合が盛んに行われています。
 組織再編の中、高い競争力を維持する組織の条件とは?

 
3つのPOINT 
 ・統合における「異なる文化の衝突回避」と「新たな組織の合意形成」
 ・組織のバリュー(共有する目標と責任)
 ・共生社会におけるリーダーシップと組織


●テーマ2 生産性、個人力、自己成長の源泉とは

 
【デンマークからの報告】
 デンマークのクリエイティブ・クラスにみる強い個の意識、
 個人の自立、生産性と自己成長を高めるネットワークの活用

 
3つのPOINT
 ・個の自立と自己成長(付加価値・成果・責任・クオリティ)
 ・社会・組織を変革するリーダーの条件~コミット力
 ・生産性と競争力を高めるネットワーク(知の共有、多様性)
 

2007-10-12

共生社会への転換で私たちは何を得るのか(報告会フォローアップ)

デンマーク・スヴェンボー市視察報告会
地域経営成功に向けた共生社会への転換と価値創造(フォローアップ)

Dscf0193

地域再生コンサルタント 水津陽子

合同会社フォーティR&C 代表 プロフィール 

デンマーク・スヴェンボー市視察報告書 
⇒もうしばらくお待ちください。(予定 2007.10.下旬)
 

 

◆「国民の幸福度」世界一と90位の差はどこにあったのか?

EUにおける「共生社会」への転換については、報告会の中でも、スカンジナビア政府観光局提供のHYGGE(ヒューゲ)vol.8のご紹介をさせて頂きました。EUでは、世界でもっとも競争力があり、ダイナミックな知識集約型の経済を持つ地域になることを目指しています。

今、日本では、新たな政権において「自立と共生」が掲げられていますが、そこには、地方活性化や格差社会など、弱者に配慮するイメージが色濃く、強い競争力や経済への視点はあまり感じられません。

今回の報告会のテーマは「なぜ、デンマークは世界一幸福な国なのか」でした。では、幸福の源泉、私たちが幸福だといえるには、どういうことが必要でしょうか。

私たちは、幾つかのテーマを持ってデンマークに行きました。その大きなテーマのひとつが、この「国民の幸福度」における、日本とデンマークの違いが何かを知りたいということでした。

片や幸福度世界一、片や90位。この差は何にあるのか。それを一言で言うと、この「自立と共生」になるのですが、それができない原因の一つが、明確なビジョンと具体的な戦略のなさではないかと思います。 

   

◆「共生社会」への転換で、私たちは何を得るのか

二部では、会場から様々な質問が寄せられましたが、制度の違いなどに関心が高かったような印象があります。もちろん、制度の違いもあると思うのですが、その制度の基礎にあるビジョンやそれを実現する手法としての戦略そのものが曖昧では、結果として、制度やその運用が曖昧になるのは自明のことになります。 

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2007-10-05

デンマーク視察報告会2007(9/21東京田町)

2007年9月21日(金)、「デンマーク・スヴェンボー市視察報告会2007」を開催しました。当日は行政関係者、介護事業者、大学関係者、学生と幅広い層から約40名の参加を頂きました。当日は、スヴェンボー市から来日されていましたM.フィッシャー氏、C.ニールセン氏にも参加頂き、新たな社会のモデルである「共生社会」とそこへ向けたEU、デンマーク、スヴェンボー市の取り組みに高い関心と共感が集まりました。

「なぜデンマークが世界一幸福な国なのか?」
地域経営の成功に向けた共生社会への転換と価値創造

開催日時:2007年9月21日(金)13:00~16:30
開催場所:女性と仕事の未来館(東京田町)第一セミナー室

 

Dscf0170今年6月、持続可能な未来プロジェクトでは、デンマーク・スヴェンボー市を視察しました。(視察概要はこちら

「持続可能な社会」を実現するためには何が必要なのか。私たちが見てきたスヴェンボーの先進的な取り組み、その基礎となっている彼らの考え方。また、スヴェンボーを通して見えてきたデンマークやEUの戦略などから、日本との決定的違いとはどこにあるのかをご報告します。

 

報告会概要はこちら 

 

 

開会挨拶  

Dscf0141_2 スヴェンボー市は世界一幸福な国といわれるデンマークの中でも福祉サービスの先進性からベストシティに選ばれ、また最近ではクリエイティブクラス層の流入、自治体経営での高い評価を得ています。

人、自然、地域での共生でどんなことが学べるのか。短い訪問ではありましたが多くの方々に会い、感じたことを、この機会を通じてぜひ皆様と共有したいと思います。

  

 

第一部 デンマーク・スヴェンボー市視察報告

Dscf0147_3報告(1)
道州制に向けた、地域の自立と新たな経営手法
~バリュー・ベースド・リーダーシップ(地域共生型経営)~


地域再生コンサルタント 水津陽子  概要

2007年1月デンマークで導入された「道州制」とそれに伴う地方自治改革。そこで高い評価を受けたスヴェンボー市の地域経営の手法。新らたな市への統合の過程で、文化的衝突を避ける統合の手法や考え方。新たなバリューとそのバリューを元にした地域経営、リーダー評価のあり方。そして、それを成功に導いたデンマークの「自立と共生社会」。私たちの国の持続可能な発展と、希望ある未来にとっても、共生社会の実現が求められること。そして、そのためには、日本でも議論されている道州制や地方分権など、国のあり方に、もっと国民的な議論が必要だというメッセージが発信されました。

 

 

Dscf0142_2報告(2)
福祉先進都市スヴェンボーの力の源泉
~人の力を引き出し、磨く、福祉サービスのマネジメント手法

健康福祉関連企画プランナー 風間英美子  概要

 

福祉サービスに関して、「人」重視の福祉サービスのマネジメント手法について報告しました。

スヴェンボー市の高齢者ケアの特長は、高齢者三原則に基づく利用者へのケアはもとより、介護スタッフの成長を支援する充実した教育にあるといえます。また障害者の就労支援についても「働く意思」を尊重した徹底的なサポートを行っています。同市の先進的な福祉サービスの源泉は、学びあい、知識を共有化する環境にあるのではないでしょうか。


 

第二部 パネルデスカッション・意見交換会

地域経営成功に向けた共生社会への転換と価値創造

Dscf0173_2 スヴェンボー市から来日ゲスト 

スヴェンボー市 国際業務視察担当 
マーチン・フィッシャー氏
南フュン観光局 チーフ 
カースティン・ニールセン氏

持続可能な未来プロジェクト
合同会社フォーティR&C 水津陽子
有限会社キュベル 風間英美子(MC)

  

 

 

 

 

2007年1月デンマークでは道州制が導入され、それにあわせた市町村の合併も行われた。統合によって新しい自治体経営を行っているスヴェンボー市。

そのスヴェンボー市における新しい動きとして注目されるのが、「クリエイティブクラスの転入」と、それに合わせた「都市計画」「新らたな産業の創造」「観光振興」について聞きました。

フィッシャー氏は「クリエイティブクラス層と呼ばれる比較的若くキャリアを持った層が移り住んでくることで活性化している」と延べ、ニールセン氏が「歴史や文化がある古いものと新しいものの共生が地域の魅力である」と述べました。    

 

Dscf0177_2 M.フィッシャー氏

スヴェンボー市に、クリエイティブクラス層が流入していることに関して、その背景や彼らがスヴェンボーにもたらしているものは何か。

また、それに対し、スヴェンボー市としては、どのような関係づくりをしているのか。また、今後どのような施策を予定しているのか。

⇒詳細は、後日報告会動画又はDVDにて提供予定。(10月下旬の予定)

 

Dscf0192 C.ニールセン氏

GE9(スヴェンボーにおけるクリエイティブ・クラスのネットワーク/現在メンバー60名)が、移住の理由として強調していたのが、「美しい自然環境の中での家族との生活」と「キャリアの継続/成長」でした。

その両方を実現できるスヴェンボー・モデルは、日本の人口5万前後の自治体にとっても、大変参考になるものです。その魅力を観光というサービスに換え、提供しているスヴェンボー市の観光の魅力について聞きました。

⇒スヴェンボーの情報は、NPO法人LWACのCATV番組(動画配信)「北欧スタイル」で提供予定。(一部動画の提供をこちらのサイトで行っています)